アダム·スミスの「道徳感情論」

リージョンセンター

アダム·スミスは「国富論」で知る人も多く、競争と自由市場を擁護し、市場原理主義の教祖のように思わているのですが、ウィズコロナの時代の今、彼の「道徳感情論」が面白いです。
道徳感情論では、次の一文が記載されています。
“いかに利己的であるように見えようと、人間本性のなかには、他人の運命に関心をもち、他人の幸福をかけがえのないものにするいくつかの推進力が含まれている。人間がそれから受け取るものは、それを眺めることによって得られる喜びの他に何もない。哀れみや同情がこの種のもので、他人の苦悩を目の当たりにし、事態をくっきりと認識したときに感じる情動に他ならない。”
つまり、アダム·スミスは、人間は他の人と「共感」し、哀れみや同情を抱ける能力があると述べています。SNSのイイねと共通しています。住みよい地域社会は、“共感”から生まれるような気がします。共感力は、人の気持ちを想像して寄り添うことができる力だと思います。画像はGoogleWikipediaより

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